2012年02月21日
Prime製P228.P229キット用予備マガジン
こんにちは。工場長です。
過去二回にわたってご紹介申し上げましたマガジンの最終試作品が完成いたしましたので本日ご紹介申し上げます。完成いたしましたのでタイトルも変更です。
すでに当初のご依頼者様には納品を終えております。
過去二回にわたってご紹介申し上げましたマガジンの最終試作品が完成いたしましたので本日ご紹介申し上げます。完成いたしましたのでタイトルも変更です。
すでに当初のご依頼者様には納品を終えております。
本当は順番がアベコベですが、なぜ今回のマガジンを作成するに至ったのかご説明申し上げます。
単純に最初はお客様からP228用の予備マガジンを作成できないかと言うお問い合わせを受けた事が始まりでした。
Prime製品をコピーすることを最初に考えましたが、P228のキットなどに使用する東京マルイ製旧型P226マガジンは東京マルイも認めるようにガスガンマガジンとしてはいささか以上に問題を抱えております。
その問題を抱えるマガジンを更にショート化するわけですので性能的には厳しいものになります。
またPrime社のキットではシビリアンマガジンの再現しかできないことになります。
よって、今回東京マルイP226E2マガジンを母体にマガジン本体、インナーボトムに追加工を行いマガジンボトムプレートはアルミで作成することにしました。
作成に当たって情報を収集するとどうやらマガジンのボトムプレートは実銃においては樹脂製であると断定し、ボトムプレートは実銃どおり樹脂性で削りだしにて作成しました。
ボトムプレートは実銃においては型物ですから少し綺麗過ぎるかもしれませんが・・・・。
検討を更にすすめていくとPrime製のボトムプレートは実銃どおりフォロワースプリングを利用してプランジャーによってボトムプレートを固定している構造です。
しかしながら実銃よりはるかに弱い力しか持たないエアガンのフォロワースプリングでマガジンボトムプレートを固定する構造は大きな弊害としてボトムプレートが大きくガタつきます。
このボトムプレートのガタはフルサイズのハンドガンであれば致命的ではありませんがコンパクトガンではボトムプレートがグリップしたときに小指を掛ける部分に相当し、強く握りこめばより顕著にグリッピングに悪影響を及ぼします。
上記を考慮した結果、今回は芋ネジによる固定を選択しました。もちろん着脱のたびにずれたりしないようにインナーボトムにザグリを入れてあります。
またPrime製のマガジンキットはボトムプレートとインナーボトムの勘合に必要以上のクリアランスが存在します。今回はここも限界まで追い込んで勘合させました。
更に言えばPrime製のマガジンボトムは実銃マガジンボトムとは似ても似つかない形状をしていましたのでここもリファインします。
以前当方がUPしましたCAD画像はPrime製の形状をトレースしたものです。
以上を踏まえて画像のご紹介です。
まずは実銃のSIG社製P228、P229用正規品のマガジンの画像3点をご紹介いたします。



キットをお持ちの方であれば形状の差異が見て取れると思います。
次に当方作成のマガジンの画像になります。切削された面を処理していませんが実際は黒染め加工になります。




底面の掘り込みの深さに関してはエアガンの構造上、浅くせざるを得なかったです。
ただし掘り込み面の角度はより実銃に似るように直角に近い角度に変更しました。

銃本体に挿入した状態です。



下の画像は参考までにPrime製のマガジンを挿入した画像です。

上記の画像を比較していただけるとおわかりいただけるかと思いますが、よりマガジンを銃本体へ密着させるように寸法を設定しています。
グリップの前面のRにボトムプレートのR頂点部が適切に同期するようにも寸法を変更しております。
この二点の改修によって銃を構えたときなどにマガジンが安っぽく音を立てるようなことはなくなりました。
マガジンのガタがなくなることによって実射性能も上昇しています。
今回もまた非常にニッチな物を作成いたしました。
以前にも申し上げましたが、ボトムプレートを真鍮キット向けに真鍮で作成することも可能です。
もしご希望があられましたらお気軽にお尋ねください。
次回の製作予定は、東京マルイP226、PrimeP228用旧型ディスアッセンブリレバーです。またニッチです。
以上、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
単純に最初はお客様からP228用の予備マガジンを作成できないかと言うお問い合わせを受けた事が始まりでした。
Prime製品をコピーすることを最初に考えましたが、P228のキットなどに使用する東京マルイ製旧型P226マガジンは東京マルイも認めるようにガスガンマガジンとしてはいささか以上に問題を抱えております。
その問題を抱えるマガジンを更にショート化するわけですので性能的には厳しいものになります。
またPrime社のキットではシビリアンマガジンの再現しかできないことになります。
よって、今回東京マルイP226E2マガジンを母体にマガジン本体、インナーボトムに追加工を行いマガジンボトムプレートはアルミで作成することにしました。
作成に当たって情報を収集するとどうやらマガジンのボトムプレートは実銃においては樹脂製であると断定し、ボトムプレートは実銃どおり樹脂性で削りだしにて作成しました。
ボトムプレートは実銃においては型物ですから少し綺麗過ぎるかもしれませんが・・・・。
検討を更にすすめていくとPrime製のボトムプレートは実銃どおりフォロワースプリングを利用してプランジャーによってボトムプレートを固定している構造です。
しかしながら実銃よりはるかに弱い力しか持たないエアガンのフォロワースプリングでマガジンボトムプレートを固定する構造は大きな弊害としてボトムプレートが大きくガタつきます。
このボトムプレートのガタはフルサイズのハンドガンであれば致命的ではありませんがコンパクトガンではボトムプレートがグリップしたときに小指を掛ける部分に相当し、強く握りこめばより顕著にグリッピングに悪影響を及ぼします。
上記を考慮した結果、今回は芋ネジによる固定を選択しました。もちろん着脱のたびにずれたりしないようにインナーボトムにザグリを入れてあります。
またPrime製のマガジンキットはボトムプレートとインナーボトムの勘合に必要以上のクリアランスが存在します。今回はここも限界まで追い込んで勘合させました。
更に言えばPrime製のマガジンボトムは実銃マガジンボトムとは似ても似つかない形状をしていましたのでここもリファインします。
以前当方がUPしましたCAD画像はPrime製の形状をトレースしたものです。
以上を踏まえて画像のご紹介です。
まずは実銃のSIG社製P228、P229用正規品のマガジンの画像3点をご紹介いたします。



キットをお持ちの方であれば形状の差異が見て取れると思います。
次に当方作成のマガジンの画像になります。切削された面を処理していませんが実際は黒染め加工になります。
底面の掘り込みの深さに関してはエアガンの構造上、浅くせざるを得なかったです。
ただし掘り込み面の角度はより実銃に似るように直角に近い角度に変更しました。
銃本体に挿入した状態です。
下の画像は参考までにPrime製のマガジンを挿入した画像です。
上記の画像を比較していただけるとおわかりいただけるかと思いますが、よりマガジンを銃本体へ密着させるように寸法を設定しています。
グリップの前面のRにボトムプレートのR頂点部が適切に同期するようにも寸法を変更しております。
この二点の改修によって銃を構えたときなどにマガジンが安っぽく音を立てるようなことはなくなりました。
マガジンのガタがなくなることによって実射性能も上昇しています。
今回もまた非常にニッチな物を作成いたしました。
以前にも申し上げましたが、ボトムプレートを真鍮キット向けに真鍮で作成することも可能です。
もしご希望があられましたらお気軽にお尋ねください。
次回の製作予定は、東京マルイP226、PrimeP228用旧型ディスアッセンブリレバーです。またニッチです。
以上、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
Posted by 工場長 at 16:30│Comments(3)
│完成品
この記事へのコメント
今日は初めまして
よっしーと申します
どうぞ宜しくお願いいたします
凄く魅力的な商品ですね
こn商品とても魅力的なのですがどのようにすれば購入できますでしょうか?
よっしーと申します
どうぞ宜しくお願いいたします
凄く魅力的な商品ですね
こn商品とても魅力的なのですがどのようにすれば購入できますでしょうか?
Posted by よっしー at 2012年02月21日 16:58
よっしー様
お世話になります。工場長です。
左のメニューよりご連絡先を明記の上、メッセージの送信をくださいませ。
おってご連絡申し上げます。
お世話になります。工場長です。
左のメニューよりご連絡先を明記の上、メッセージの送信をくださいませ。
おってご連絡申し上げます。
Posted by 工場長
at 2012年02月21日 17:02

よっしー様
お世話になります。工場長です。
先ほどご指定のアドレスへメールを送信申し上げましたがメールが正常に送信されず、返ってきてしまいます。
お手数ですがご確認の上、改めてご連絡いただけますでしょうか?
お世話になります。工場長です。
先ほどご指定のアドレスへメールを送信申し上げましたがメールが正常に送信されず、返ってきてしまいます。
お手数ですがご確認の上、改めてご連絡いただけますでしょうか?
Posted by 工場長
at 2012年02月21日 17:47

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