2011年08月06日

TM G17 SJC③

連日の投稿になりますが、引き続きSJCカスタム作成の記事になります。
今回はSJCカスタムの中でも特に目を引く、SJCのC-moreマウント取り付け加工になります。
下記の画像は取り付けるマウントの画像になります。

TM G17 SJC③












このマウントをつけるために、附属の部品が2点同梱されています。
下記の画像がその附属部品で、銃前側に位置するネジを受け止めるステンレス削りだしのカーラーです。

TM G17 SJC③





TM G17 SJC③





これをインナーフレームに正確に取り付けないことには、高強度の取り付けは望むべくもないと思われました。
附属のステンレスカーラーを使用しないで、ネジ丈を長くしたネジをインナーシャーシに直接タップしてネジ込めば見た目には実銃と同じにはなるのですが、
わざわざ実銃用のマウントを用意した上、そのような方法を採るのはどうにもおもしろくありません。
部品同士の形状などを考慮した状況では取り付けはかなり厳しい見通しでしたが、段階的に加工を進め、取り付けを完了しました。

まず、本体フレームとインナーシャーシを強固に固定した上で、お互いを貫通する穴を開口します。

TM G17 SJC③





この際、勿論左右に穴が開口するわけですが、左右がずれないよう細心の注意をはらいます。
穴を開口した後は内部の切削に移ります。
より具体的に言えば附属カーラーのフランジを格納するスペースを作成しつつガタが無い様に切削します。

TM G17 SJC③





東京マルイG17をお持ちの方はもうお分かりかと思いますが、カーラー格納の為に行なった切削でディスアッセンブリレバー固定の為のハウジングが完全に無くなってしまいます。
ディスアッセンブリレバーが存在しなければスライドを固定することは出来ないことになります。
そこで今回は7075材でハウジングを作成し、フレームとインナーシャーシを結合するネジを利用し、この3点の部品を完全に結合します。
全ての部品を格納し組み付けましたらカーラーが以下のように露出します。
勿論、フレームと完全に平面になるようにシャーシを削りだしていますから、
マウントを取り付けた際にフレームとカーラーが同時にマウントに接触し高強度を実現します。

TM G17 SJC③





最後にマウントを取り付けて完成です。

TM G17 SJC③





反対側です。

TM G17 SJC③





以上でSJCマウント取り付けの加工を終えました。
余談ですが、このマウントに附属するネジは無論インチネジですが日本製が使用されていました。
アメリカ製のマウントに附属するネジが日本製品。加工の途中でニヤリとした工場長でした。



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Posted by 工場長 at 14:09│Comments(0)加工
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