2010年08月18日
SPR Mk12 Mod0 18in Barrel④
上記の画像が今回作成する予定の部品です。下の画像は水平方向からのアッセンブリです。

ご覧の通り、WAM4向けのバレルエクステンションになります。
使用材料はSPRバレルと同じステンレスを使用し、表面仕上げもパルソナイト処理とします。
当然ながら、いまさらSUS削りだしでわざわざ作成するまでもなく、Primeより製品化されています。
ですから削りだしのバレルエクステンションが必要であれば、Prime製を使用するべきでしょう。
今回新たにバレルエクステンションを作成する以上、Prime製では代替できない部分があるからに他ならないわけです。
代替の利かない部分とは何かとなるわけですが、それは実銃と同じようにバレルエクステンションとバレル本体をネジにて結合する構造です。
さらに実銃同様、段付きピンで回転止めを行なう設計とします。
これによって、今回作成するSPRバレルの構造が基部からフランジがなくなり、バレルエクステンションと結合するネジが新造されます。
バレルエクステンションを新造するにあたって、改修も同時に行ないます。
各部勘合の見直しを行ない、さらにタイトな勘合を実現します。
フランジ厚さは実銃用フランジ厚さになります。バレルエクステンション側に全てのフランジが移設される形状になりますので、高強度となります。
個人的には2mmに満たない薄いフランジで長く、重いバレルを保持することに違和感を感じていましたので、
安心してフィールドなどに持ち出せるようになります。
Prime製バレルエクステンションとチャンバーをお持ちの方にはお心あたりがあるかと思いますが、
Prime製バレルエクステンションとチャンバーに用意されたフィールディングランプには多少、不自然な点が存在します。
具体的にはバレルエクステンションとチャンバーのフィールディングランプの角度が一致しない点です。
これには無理からぬ理由があり、角度の不一致を起こしているようです。
今回はボルトヘッドへフライスによる追加工することを前提に、全高を増しました。
次にバレルエクステンションのフィールディングランプを3DCAD上のシミュレーションより適切な進入角度を実現し、
進入角度の変更によって狭まってしまうフィールディングランプ幅を補完する為、バレルエクステンションのロッキングラグの面取り角度も実銃用、Prime製より鈍角とし
フィールディングラグ格納部によって分割されるバレルエクステンションフィールディングランプ有効幅をPrime製よりさらに拡張を行ないました。
上記改修によって、フィールディングランプの最大幅も6mmを達成し、BB弾が横に逸れる事態を低減できる形状となりました。
外観的な部分では、面取り角度が鈍角となり形状的なリアリティを損なった分、面取りテーパーの始点は実銃用バレルエクステンションと同じ位置としました。
バレルとの結合に使用する段付きピンはSUS汎用ストレートピンから削り出しを行ないます。
ピン位置もPrime製よりもより実銃用バレルエクステンションに近い位置に移設し、イノカツ製レシーバー等を使用した場合に適切にはめあうようにピン位置を変更しました。
アウターバレル単品を既存の規格で作成したほうが確実に安価で作成できますが、バレルエクステンションの単価如何によっては、上記バレルエクステンションを使用し、セットでの立体化を行ないたいそうです。
別途ご相談をいただいた方がおられますので、その方の判断如何によっては基部がWA型、
実銃型のSPRバレルを2種類の仕様で作成することになりそうです。
最後に、以前のレポートでアウターバレルのインナーバレルとの勘合部は可能な限り長尺な内径8.55mmと申し上げましたが、内径8.55mm部の長さ設定はマズル部より200mmとします。
それ以外は8.7mmとなります。
それではまた。

ご覧の通り、WAM4向けのバレルエクステンションになります。
使用材料はSPRバレルと同じステンレスを使用し、表面仕上げもパルソナイト処理とします。
当然ながら、いまさらSUS削りだしでわざわざ作成するまでもなく、Primeより製品化されています。
ですから削りだしのバレルエクステンションが必要であれば、Prime製を使用するべきでしょう。
今回新たにバレルエクステンションを作成する以上、Prime製では代替できない部分があるからに他ならないわけです。
代替の利かない部分とは何かとなるわけですが、それは実銃と同じようにバレルエクステンションとバレル本体をネジにて結合する構造です。
さらに実銃同様、段付きピンで回転止めを行なう設計とします。
これによって、今回作成するSPRバレルの構造が基部からフランジがなくなり、バレルエクステンションと結合するネジが新造されます。
バレルエクステンションを新造するにあたって、改修も同時に行ないます。
各部勘合の見直しを行ない、さらにタイトな勘合を実現します。
フランジ厚さは実銃用フランジ厚さになります。バレルエクステンション側に全てのフランジが移設される形状になりますので、高強度となります。
個人的には2mmに満たない薄いフランジで長く、重いバレルを保持することに違和感を感じていましたので、
安心してフィールドなどに持ち出せるようになります。
Prime製バレルエクステンションとチャンバーをお持ちの方にはお心あたりがあるかと思いますが、
Prime製バレルエクステンションとチャンバーに用意されたフィールディングランプには多少、不自然な点が存在します。
具体的にはバレルエクステンションとチャンバーのフィールディングランプの角度が一致しない点です。
これには無理からぬ理由があり、角度の不一致を起こしているようです。
今回はボルトヘッドへフライスによる追加工することを前提に、全高を増しました。
次にバレルエクステンションのフィールディングランプを3DCAD上のシミュレーションより適切な進入角度を実現し、
進入角度の変更によって狭まってしまうフィールディングランプ幅を補完する為、バレルエクステンションのロッキングラグの面取り角度も実銃用、Prime製より鈍角とし
フィールディングラグ格納部によって分割されるバレルエクステンションフィールディングランプ有効幅をPrime製よりさらに拡張を行ないました。
上記改修によって、フィールディングランプの最大幅も6mmを達成し、BB弾が横に逸れる事態を低減できる形状となりました。
外観的な部分では、面取り角度が鈍角となり形状的なリアリティを損なった分、面取りテーパーの始点は実銃用バレルエクステンションと同じ位置としました。
バレルとの結合に使用する段付きピンはSUS汎用ストレートピンから削り出しを行ないます。
ピン位置もPrime製よりもより実銃用バレルエクステンションに近い位置に移設し、イノカツ製レシーバー等を使用した場合に適切にはめあうようにピン位置を変更しました。
アウターバレル単品を既存の規格で作成したほうが確実に安価で作成できますが、バレルエクステンションの単価如何によっては、上記バレルエクステンションを使用し、セットでの立体化を行ないたいそうです。
別途ご相談をいただいた方がおられますので、その方の判断如何によっては基部がWA型、
実銃型のSPRバレルを2種類の仕様で作成することになりそうです。
最後に、以前のレポートでアウターバレルのインナーバレルとの勘合部は可能な限り長尺な内径8.55mmと申し上げましたが、内径8.55mm部の長さ設定はマズル部より200mmとします。
それ以外は8.7mmとなります。
それではまた。
Posted by 工場長 at 22:00│Comments(0)
│部品
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