2013年09月01日

東京マルイ M870 MARUZEN変換アダプター①

さてさて長い間ご無沙汰しております、工場長です。
今回の制作物は表題の通りのものになります。
ただ、これは一点物の部品の作成というよりは完成品の製作と言う方が適切な依頼になるのですが。


発売されてから半月ほど経過した新製品の東京マルイ製M870ですが、様々な方がレビューを上げておられますので実射性能、初期不良などのコメントは避けますが、
個人的にはガスタンクの配置上ストック交換が一般的に不可能であるという点が大きな問題だと感じました。
今回のクライアントさんはその点、当初はあまり気にされておられないようでしたが丸1日ゲームで使用した結果、ストックが長すぎると感じられたようです。

実際、固定ストックであっても実銃においてはストックを短くするカスタムなども存在するようですが、
このM870においては単純にストックを切り詰めれば良いという問題ではありませんでした。

第一に、ガスタンクの件を後回しにしたとしても、ストックの取り付け規格が各社、各様のためアダプターを製作しない限りにおいて、
他社製用ストック、グリップ類の取り付けが厳しいことは明白でした。
今回は比較的入手が容易であり、かつ品種の最も多いMARUZENの規格のストック、グリップを取り付けられるアダプターを製作します。

単純にガスライブシェルM870のピストルグリップを用意してやればショート化が完了するので簡単に終わるかと思いましたが、
クライアントのご指示はM4用テレスコピックストックを取り付けてくれとの事でしたので、完成品はこのタイプになります。


東京マルイ M870 MARUZEN変換アダプター①





上記画像がアダプターの3D画像になります。
取りつけに際して、純正のネジ受けのピラーを流用して東京マルイが設計上、設けた取り付け用リブ、角Rはすべてトレースした上、
7075で削り出して取り付けますので、取付強度は後付アダプターとしては完璧です。
形状からネジの締付けトルクに依存することなくロール方向への強度を実現したわけです。

勿論、各部サイズが相当違いますので、削りの手加工などは必要になりますし、
MARUZEN規格の取付けネジは設計上許容される限界を超えるサイズですので、ダウンサイズしたマルイ純正と同径のM5ネジを使用します。
ネジをダウンサイズした分、取付けるストック、グリップ部品にガタがでますので、これは旋盤で作ったアダプターを取り付けておきました。

次回、完成品のご紹介ができると思いますので、その際はよろしくお願い致します。

工場長でした。




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Posted by 工場長 at 18:20│Comments(0)部品
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