2012年03月05日

Prime製P228.P229キット用予備マガジン説明書

こんにちは。工場長です。

本日はお客様に個別にメールしてもよい内容ではあるのですが、画像も貼り付けたいのでブログにマガジンに対しての補足と説明書をUPしておこうかと思います。


まず装弾数をもうしあげていなかったのでこちらに書いておきます。装弾数はマルイ純正フルサイズ25発に対して21発となります。
補足にも関係することですが、当方による組み込みではフォロワースプリングを切断しておりませんので、上記の通り21発となります。
スプリングを切断すればあと1発から2発は増やせるかもしれませんが、個人的にはあまりお勧めしませんので、自己責任でお願いいたします。

Prime製P228.P229キット用予備マガジン説明書





上記の画像は液化ガスの注入量をつかさどるピラーですが、当方ではこちらも切断していません。
当方の実験では特に問題を感じなかったですし、液化ガスが適切な範囲で少ないほうがガスガンとしては安定すると考えているからです。
ただし、マガジンが短くなった分、液化ガスの最大注入量は確実に低下しているわけですので、ピラー端面から5mmを最大として切断してもいいかもしれません。
もちろんピラーを切断する場合は同時に注入ノズルの先端も切断しなくてはならないでしょう。

Prime製P228.P229キット用予備マガジン説明書





次にメンテナンスに際しての分解ですが、ボトムプレートは上記の画像のようにネジを完全に抜かなくても分解できるようにしてあります。
これは樹脂に立っているネジの宿命ですが、完全に取り外してしまうと再度締めこむ際に確実にメネジを消耗してしまうからです。
よって、分解の際は上記の画像の通りの飛び出し量を厳守していただけると末永くご使用していただけると思います。
もちろん通常使用においては、メンテナンスフリーになっておりますので特に分解する必要もないのですが。
もしボトムプレートが破損した場合でも単品での供給は可能となっております。

次に銃本体にマガジンを差し込む場合、ある程度強く押し込まないとマガジンキャッチに適切にロックされないかもしれません。
これは当方が設計に使用した本体に対して適切に使用できるよう寸法設定を行っておりますのでマガジンキャッチの個体差、磨耗度、
フレームの個体差によって起こりえる問題です。
(設計時使用のフレームはP228限定版スチールアウター付属フレームと純正マガジンキャッチになります)
対処法としては、マガジンキャッチを適切に削る。あるいはボトムプレート上面を平らな場所に押し付けて削ると言う方法が考えられます。
逆にクリアランスがあいてしまう場合は設定寸法上、考えにくいのですが、もしそういった場合はご一報ください。

順番が前後しますが、加工としてはお持込による追加工になるのですが、新品のマガジンでのみお受けしています。
これは冶具がマガジンキャッチがかかる部分に噛みこんで固定されるため、ここが磨耗していますと垂直方向へ寸法が出ないためです。
本体自体に打痕がある場合も、水平方向への寸法が出ませんので新品、打痕なしの物のみの加工となります。
万が一、新品で干渉するレベルの打痕がある場合は返送させていただくか、当方で追加工して打痕を取り除く方法がありますが、追加工の場合はどうしても加工部分が目立つと思います。(ブルーはいれますが・・・)

マガジン本体が鋳物でありますので同一切削条件でも微妙に個体差があります。よって仕上がりにおおむね±0.05近辺の寸法差です。
ガスケット部の公差は下面を切削した後で切断面を基準面とした深さ設定ですので深さの公差はJIS1級準拠になっておりますのでシールドの寸法差は一定です。
(それでもマルイのインナーボトム上面の個体差はありますが)

最大の注意点としては正常に加工が終了した場合は東京マルイ純正のガスケットパッキンのみで十分にシールドできますが、
鋳物ため下記の画像のパッキンとの勘合面に気泡、ピンホールが露出した場合はエアコン用液体シーラントを投入してシールドすることになります。
これは加工してみないと絶対に把握できないので、上記の旨、ご了解ください。

Prime製P228.P229キット用予備マガジン説明書





上記マガジンも画像上方向の内径側にピンホール2ヶがありますが、ガスケットの勘合面へは干渉していませんので通常のシールドが可能です。

最後に、東京マルイのサポートは当然ながら受けられません・・・・・・。当方のサポートは受けられますが。
当方ではエアタンクからの9.5気圧への加圧によるチェックを行っておりますが、実際の使用においては東京マルイ純正のガス以外での使用は絶対に行わないでください。
また使用温度帯も東京マルイ設定の温度を絶対に超えないようにご使用ください。

以上、長文ですがご注文をお考えの方、ご注文いただいた方はお目通しくださいませ。

蛇足

Prime製P228.P229キット用予備マガジン説明書Prime製P228.P229キット用予備マガジン説明書




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Posted by 工場長 at 14:02│Comments(2)説明書
この記事へのコメント
工場長様、こんばんわー
お世話になっております
先程商品届きました

メールでも良かったのですがこの商品の良さをコチラにいらっしゃる皆様にも知って頂こうと思い書き込ませて頂きました

バンパーの形状素晴らしいです

マガジンをセットした時のフィッティングも素晴らしく
キッチリと押し込めばフレームとバンパー間のガタ皆無です

作動も完璧で言うこと無しです


また余裕が出来ましたらもう1本お願いしたいと思います


次回作共々期待しておりますので頑張ってください


それでは!
Posted by よっしー at 2012年03月08日 20:25
よっしー様

いつもお世話になっております。

わざわざブログにコメントしていただき、お気遣いありがとうございます。
無事到着し、問題なく差し込めましたようで安心いたしました。

銃を構えたときに安っぽいVシネマみたいな音がしないように寸法の設定には大変、腐心いたしました。
試みがそちらの個体にも成功いたしましたようですね。

ディスアッセンブリレバーもお待ちいただいておりますので、完成まで今しばらくお時間をいただきたく思います。

それでは今回、マガジンをご注文いただきまして、まことにありがとうございました。
Posted by 工場長工場長 at 2012年03月08日 20:37
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